感染の阪神3選手の食事会、13人以上参加していた

阪神は29日、新型コロナウイルスに感染した3選手が14日に参加した大阪市内での食事会について、当初12人としていた参加人数が延べ13人以上だったことを認めた。揚塩球団社長は27日の会見で、食事会に参加したのはPCR検査で陽性判定を受けた藤浪、伊藤隼、長坂の3選手に加え、他の阪神4選手と球団外5人としていたが、球団はこの日に「当初12人にいなかったメンバーがいたというところの確認がとれた」と明かした。

大阪府が28日に感染が確認されたと発表した20代女性2人は、藤浪らと14日に食事をしていたことが判明した。球団によると、これを受けて7選手を再調査したという。その結果「12人」は藤浪がその食事の席に到着した時点の人数で、その後に球団外メンバーが入れ替わったか増えた可能性があるという。球団は、食事会が開催された知人宅は数部屋あるため正確に把握しづらく、延べ人数については「分からない」とした。

またこの日、神戸市は新たに新型コロナウイルスの感染者を発表し、そのうち同市在住の20代の女性会社員は、藤浪ら3選手と14日に会食していたという。食事会に参加し、ここまで感染が判明した女性3人が「当初の球団外5人」に含まれていたかは不明で、感染経路も確定されていない。この食事会で感染が確認されたのは、6人となった。ただ、全容は把握しきれておらず、数人から数十人規模の小規模クラスター(感染者集団)の可能性は否定できない状況でもある。

◆クラスター(Cluster) 「房」「集団」「群れ」を意味する。疫学や感染症の分野では、小規模な集団感染や、それによってできた感染者の集団のことを指す。厚生労働省によると「感染経路が追えている数人から数十人規模の患者集団」を小規模患者クラスターと呼ぶ。新型コロナウイルスでは大阪のライブハウス、北海道など各地で発生した。一方で、原子や分子の集団、コンピューターシステムの分野、銀河の集団で用いられることもある。

◆濃厚接触 厚生労働省の判断基準は「距離の近さ」と「時間の長さ」の2つで、距離の目安は2メートル。感染症対策専門家会議では「対面で人と人との距離が近い接触(互いに手を伸ばしたら届く距離)が会話などで一定時間以上続き、多くの人との間で交わされる環境は感染を拡大させるリスクが高い」としている。