3選手の新型コロナウイルス感染が確認され、チーム活動停止中の阪神タイガースが、感染拡大防止とチーム再稼働に向けて情報収集を続けている。

谷本球団副社長兼本部長は31日夕方に報道陣に対応。「地域アドバイザーの先生に質問を投げて、練習再開とかシーズン開幕に向けて、いろいろ質問しています」。練習再開の時期は未定で、少なくとも4月8日までは休止を決めているが、再開できる万全の態勢を整えるため、入念な準備を行っている。

再稼働時には時間差をつけた形にグループ分けして練習するのか、全体練習ができるのかなど多岐にわたって、関係者から情報を集めているもよう。感染拡大防止に全力を注いでいく構えだ。

また、この日もチーム内で新たに体調に異変を訴える者はいなかった。新型コロナウイルスに感染した藤浪、伊藤隼、長坂の3選手は入院しているが、症状が治まった選手もいるという。陽性判定を受けた3選手は今後PCR検査を2度クリアする必要があるが、症状回復の該当選手は、近日中にその手続きに入ることになりそうだ。

チーム活動休止期間は4月を迎えても続くが、谷本副社長は「常に警戒を怠らずにいきたいと思います」と話していた。【松井周治】