退院の阪神藤浪は自宅待機「入院とほぼ同じ」副社長

阪神は7日、新型コロナウイルスに感染した3選手のうち、大阪府内の病院に入院していた藤浪晋太郎投手(25)が退院したと発表した。当面は自宅待機となる。

藤浪は球団を通じて「多くの方々に多大なご迷惑とご心配をお掛けしたことを深く反省し、おわび申し上げます」とコメント。伊藤隼太外野手(30)は5日に退院し、長坂拳弥捕手(25)は入院を続けている。

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NPB選手で初めて新型コロナウイルス感染者となった藤浪が退院し、球団を通じて謝罪と反省のコメントを発表した。

「このたびはファンの皆様、野球関係者の方々、チームメートや球団の方々をはじめ、多くの方々に多大なご迷惑とご心配をおかけしたことを深く反省し、おわび申し上げます。今後はプレーでファンの皆様の期待に応えることができるように、より一層野球に精進してまいります」

激震が走ったのは3月末。藤浪が嗅覚の異常を訴えたことから3月26日に感染を調べるPCR検査を受け、同深夜に陽性判定が出た。翌27日には伊藤隼と長坂の感染も公表された。球団は3選手を含む7選手が、同14日に大阪市内で知人らと会食していたことも公表。藤浪の申告によって、発熱やせき、倦怠(けんたい)感以外の初期症状が広く知られることにつながった一方、感染経路は不明ながらリスクが高い大人数による食事会への参加に、さまざまな声が上がっていた。

厚生労働省の退院基準は、PCR検査で一定時間をおいて2回連続で陰性判定を受けることで、藤浪はこの日に基準をクリアして退院した。藤浪の今後について、谷本修球団副社長兼本部長(55)は「しばらくは先生からのご指示もありますので自宅で。入院してるのとほぼ同じような感じで」と説明し、当面の間は自宅待機を続ける。

矢野燿大監督(51)は3選手の感染が確認されてから初めて取材に応じ、謝罪した。

「皆さんには申し訳ないし、球界、地域の皆さんに迷惑をかけた。俺らが分からないところにも多大な迷惑をかけてしまった。申し訳ないという反省と、責任はもちろんあると思う。それはしっかり受け止めないとだめだと思う」

伊藤隼は5日に退院したが、長坂は現在も入院中。チームの活動再開日も不透明で、先の見えない日々は続く。