ソフトバンクが自主練スタート 時間差つけ厳戒態勢

  • 打撃練習を行う柳田悠岐(球団提供)
  • 打撃練習を行う内川聖一(球団提供)

ソフトバンクナインが9日、「見えない敵」に戸惑いながらも自主練習をスタートした。

新型コロナウイルス感染防止策として、3月31日から8日まで9日間、活動を休止していた、この日はペイペイドームとタマホームスタジアム筑後で午前と午後に分かれ、野手、投手、リハビリ組が時間差をつけて練習。コロナ感染防止と練習について、それぞれ最善の方法でリスタートを切った。

球団から直接取材の自粛要請のなか、午前中のペイペイドームで汗を流した選手会長の中村晃が、オンラインでの取材に応じた。

「球団から場所を提供してもらい、感謝している。これから福岡でも新型コロナウイルス感染が増える可能性もある。絶対に感染者を出してはいけないという難しさはあるが、自分たちがやれることをやっていくしかない。早く終息に向かってほしい」

この日はウオームアップ、ランニング、キャッチボールの後、ノックを受けて、フリー打撃を行った。一緒に自主練習を行った牧原と高田の3人で打撃投手をしたり、ノッカーを務めるなど、約1時間ほど汗を流したという。選手同士の練習には「グラウンドにくる人をなるべく減らすためです」と話す。経験のないウイルスとの闘いに戸惑いはあるが、「3勤1休」のペースを基本に続けていくという。この日は初日ということもあって、チーム広報によるとほとんどの選手がそれぞれの施設で体を動かしたが、時間差をつけ、ロッカーも分散して使用するなど異例の練習だったという。

緊急事態宣言が発出された福岡で、ソフトバンクナインも厳戒態勢を肌で感じていた。【浦田由紀夫】

◆ソフトバンクの活動休止 3月28日まで全体練習を行っていたが、同日に福岡県の小川知事が県民に「不要不急の外出自粛」を要請。同29日にペイペイドームとタマスタ筑後で行う予定だったリハビリ組の練習を中止した。その他の選手にも自主練習を自粛するよう呼びかけたため、本拠地に選手がいないという異例の事態となった。同30日から、チームとしての活動を休止。4月3日に開かれた12球団代表者会議で開幕が白紙となり、休止は5日まで延長。その後期間は8日まで延びていた。6日に選手会と球団が話し合い、9日に自主練習を開始する方針を固めた。