阪神守屋功輝投手(26)が28日、甲子園で自主練習を行い、球団広報を通じて取材に対応した。

本来ならば28日は地元岡山の倉敷マスカットスタジアムでの試合日だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止。倉敷工出身の守屋は、昨季の6月18日の楽天戦で地元登板を果たしたが、1回持たず2安打2失点で敗戦投手になった。「去年の倉敷は自分にとって最悪の時で、完全に気持ちが先走って体がついてきていないという感じで投げてしまった」。

今季は開幕できてもコロナ禍で地方球場での試合はなくなる方向だが「その後シーズンを通じていろいろな経験をできて、今年は同じ失敗をしないように落ち着いていつも通りの投球ができる自信があった。倉敷で投げる機会がなくなってしまったことは残念ですけど、今年は全試合そういうつもりで同じ失敗をしないようにと思っています」と話した。

チームの活動休止期間中は、ランニングや体幹トレーニングのほか、昨季の自分の投球を動画で見返した。「改めてじっくり振り返る時間ができて、こうすれば良かったなとか、ここ見えていないなとか、打たれるべくして打たれているなというのを、客観的に見れる。今だからこそ感じたことがあったので、そういう意味では良い時間を過ごせたと思います」。昨季自己最多の57試合に登板した経験を生かしいく。