日本ハムは16日、札幌と鎌ケ谷でグループ練習を開始した。鎌ケ谷は寮生と寮生以外で組分け。3グループそれぞれにマスク着用の首脳陣も参加する形で、練習を行った。

札幌市内の施設では栗山英樹監督も参加。栗山町にある生活拠点の「栗の樹ファーム」から外出するのは約1カ月半ぶりで「人生で、もちろん初めてのことだったので、何かこうやっぱり、スイッチが入る感じはあるよ。全然、人と接していなかったのが、こうやって選手と会うとね」と笑顔。選手の元気な動きを確認して「みんなが元気で会えたということは、すごくうれしかったです。選手の家族、スタッフの家族も元気だと。それがすごく良かったなと思います」と話した。

シーズン中ならおなじみのやりとりも復活した。練習中には杉谷拳士内野手から「髪の毛、長いんじゃないですか?なんですか、その長い髪の毛は」とイジられたという指揮官は「『バカヤロウ! 密を極力、減らしてるんだ。俺は髪の毛、切らないんだ』って、言っておきました」。日常を取り戻す第1歩を踏み出したと実感するような掛け合いも、うれしそうに振り返った。