ヤクルトのドラフト2位吉田大喜投手(22=日体大)が、開幕ローテ入りへアピールに成功した。2番手として登板し2回を被安打2の無失点に抑えた。クリーンアップと対戦した6回も3者凡退。4番ビシエドは、高めのスプリットで左飛に打ち取った。「危ない球もあったが、腕が振れていたのでまだ良かったかなと思う」と振り返った。

マウンドでは「攻める気持ち」を忘れなかった。1軍に同行する中で、斎藤投手コーチらから「攻める気持ちが大事」と言われていた。自主トレの期間も前向きに捉え、上半身のコンディション不良のリハビリに加え、前に突っ込む癖を修正した。同日に登板した山田大、高梨との開幕ローテーション争いも残り2週間。高津監督は「あと数試合で判断する。これからもいい争いをしてほしい。(開幕ローテ)最後の5、6番目はすごく大事になってくる」と期待を寄せていた。