#野球好きな人々へ 試合だけがプロ野球の魅力ではない。満員の観客の前での実施はまだ先だが、今年もヒーローインタビューで楽しませてもらいたい。ある時は勝った喜びをひたすらに分かち合い、ある時はケガや病気からの復帰や引退を報告する。笑い、泣き、怒ったヒーローインタビュー傑作選をどうぞ!

広島河内貴哉広報のイチ押しは、19年5月12日のDeNA戦で鈴木誠、磯村、アドゥワの3選手が上がったお立ち台だ。普段なら1人か2人だが、当日は母の日。感謝を込めてピンクのユニホームを着用した試合でもあった。「特別な日だったので、3人いこうと」。順番に締めの言葉を問われ、先頭を切った鈴木誠が松山の決めぜりふを使って「俺、今日やったよ!」と流れを作ると、磯村も続いた。「そういうキャラじゃないアドゥワが、本当は嫌だったと思うけど、先輩からの流れだったので、しっかりやってくれた。3人上げて良かった。選手のお母さんも見てくれていたらうれしい」。照れながら叫ぶ若手に大きな拍手が送られた。