また西勇のバット! 阪神が開幕投手西勇輝投手(29)の2打席連続安打で勝ち越しに成功した。

3回にプロ1号の先制ソロを放った西勇は4回に同点とされた。5回は1死から8番梅野が右越え二塁打で出塁し、9番西勇の第2打席。相手エース菅野の140キロスライダーを左中間に運んだ。本塁打は147キロの直球をたたいたが、今度は鋭い変化球を捉える適時二塁打。

なお西勇が3回2死で左翼ポール上方に当てたソロは、阪神投手では2リーグ制後初となる開幕戦本塁打だった。

昨季は26試合で4打点の右腕が、開幕戦で早くも2打点。投げても巨人打線を4回まで1点に抑え、投打でチームを引っ張っている。

▼開幕投手の西勇(阪神)と大瀬良(広島)が本塁打。開幕戦で本塁打を打った投手は08年川上(中日)以来で12、13人目(14、15本目)。阪神では38年春の御園生以来2人目、広島でも80年池谷(広島)以来2人目となり、同一年の開幕戦で2人の投手が本塁打は初めてだ。2人ともプロ初アーチで、開幕戦でプロ1号の投手は来日1号の04年ベバリン(ヤクルト)を含め4、5人目。2人は適時安打も打っており、西勇が2打点、大瀬良が3打点。開幕戦で投手の3打点は75年平松(大洋)以来。