阪神新外国人のジョー・ガンケル投手(28)が、2軍降格後では初の先発マウンドで5回1安打無失点と快投した。

初回はわずか6球で3者凡退と上々の立ち上がり。3回は7番谷川原に唯一の安打を許すも、8番リチャードを注文通りの三ゴロ併殺に仕留めた。抜群のコントロールでテンポよく低めに制球し、スコアボードに0を並べた。

前日7日には「しっかりいいテンポを作って、相手に狙い球を絞らせないように試合をうまく作っていきたいね」と意気込んでいた右腕が、有言実行の投球を披露。アウト15個のうち10個をゴロで奪うなど、持ち味全開の投球内容を見せた。

ガンケルは来日デビュー登板だった6月24日ヤクルト戦(神宮)で精彩を欠き、4回7安打3失点。結果を残せず2軍降格していたが、1軍再昇格へ向けて存分にアピールした。