新潟は2-8で信濃に敗れ4試合白星なしの2連敗となった。0-1の2回裏に4番内藤晃裕二塁手(24)の右越えソロ本塁打と、7番山河楓(18)の適時打で2-1と逆転したが、3回表に追いつかれ、終盤に突き放された。

湿りがちな打線の中で、気を吐いたのがルーキーの山河だった。2回裏の右前適時打に続き、7回裏2死からも右前打と、チームで唯一の複数安打を放った。「中堅から右を狙った。適時打は、当たりは良くなかったが狙い通り」。これが3試合目のスタメンで、打点はデビュー戦の対福島(6月27日)以来。チーム屈指の長距離砲だが、「本塁打を狙うと体が開く。今は打ち返すことを意識してフォームを固めている最中」。その成果が出てきた。

チームは4試合勝利から遠ざかる。「まだ試合は残っている。これから勝っていけるようにいく」。山河は自分が戦力になることをイメージした。