阪神藤浪晋太郎投手(26)が、4度目の正直で今季初勝利を目指す。14日の広島戦(京セラドーム大阪)で先発する。

13日は甲子園での投手指名練習に参加。キャッチボールや短距離ダッシュなどで調整した。

今季初登板となった7月23日の対戦相手が広島だった。7回途中まで4安打に抑えたが、ピレラに満塁本塁打を浴び、4失点で負け投手になった。

藤浪は「前回はコントロールに苦しんでいるところでピレラ選手に1発を浴びてしまったので、同じミスはしないようにしたいですし、中心となる堂林選手や鈴木誠也選手の前にランナーをためないように意識を持っていきたいと思います。やはり、広島打線はかき乱してきたり、つながると厄介な打線なので、余計なランナーを出さないように、出しても要所で粘れるようにしていきたいと思います」と話し、リベンジを期している。

舞台となる京セラドーム大阪では、15年3月29日の中日戦を最後に勝ち星がない。通算9試合で3勝5敗、防御率4・69で、3連敗中の球場だ。

今季3戦3敗。毎試合4失点しているが、課題の四球もここ2戦は1つずつと内容はよくなっている。「得点圏でいかに我慢できるか、踏ん張れるかになってくるので、落ち着いて投げることができればと思います」とピンチでも冷静に投げ、今度こそ初勝利をつかむ。