早大・野村健太外野手(1年=山梨学院)が神宮デビューを果たした。

「6番右翼」で先発。4回1死二塁で、リーグ戦初安打となる左前打。6回には遊撃内野安打を放った。高校通算50発超で「山梨のデスパイネ」の異名を取ったが、大学球界でも上々のスタートを切った。

感想を問われた小宮山悟監督(55)は「もう少し、やせたらと思った」。冗談を飛ばしたわけではない。真意を続けた。「(4回、野村の次打者の)熊田のダブルプレー(投ゴロ併殺)が悔いが残る。野村にスタートを切らせようかとも思ったけど、(一塁に立つ)姿を見たら切らせられなかった」。体重97キロの巨体に、ちゅうちょしたことを悔いていた。

もっとも、打撃については「あんなものでしょう。ものが違いますから」。辛口も期待ゆえだ。