「鬼滅旋風」に乗った! 5年ぶり50度目出場のENEOS(横浜市)が、東邦ガス(名古屋市)を破り、史上初の都市対抗通算100勝を達成した。

昨年12月に慶大監督から復帰した大久保秀昭監督(51)は試合前に選手たちへ「全集中して、しっかり呼吸をしていこう」と選手たちへ呼びかけ。空前のブームとなっている「鬼滅の刃」から引用して、目の前の一戦に勝つことを徹底させた。 1回には、刀ではなくバットを持った川口凌内野手(24=法大)が右翼ポール際にソロを放って先制。楽天からドラフト3位指名を受けた藤井聖投手(24=東洋大)は、5回から3番手として登板。5回6安打無失点と要所を締め、東邦ガス斬りに成功した。

大久保監督は、史上初の快挙にも「先輩方が築き上げてきてくれたもの。150勝、200勝ともっと伸ばしていきたい」と冷静に話した。伝統をつないでいく。