中日は7日、今季初のシート打撃を終えた。又吉、松葉ら6投手は、全員が複数安打を許したが、野手は立浪臨時コーチの指導を受ける2年目岡林が2打数2安打1盗塁。京田、根尾はともに1安打と結果を残した。キャンプ6日目を終えた与田剛監督のコメントは以下の通り。

-シート打撃で岡林が2打数2安打と結果を残した

与田監督 1年目から非常にインコースのさばきがうまい打者だった。今日の第1打席もそう。スイングに力がついてきた。距離も昨年より出るのでは、と期待している。

-根尾も京田も1安打

与田監督 現時点でヒットが出たか出ないより、取り組んでいる課題に向き合うことが大事。シーズン終わってどういう結果になるかが大事。あまり1本がどうこうとは見ていない。

-岡林が足でも見せたが

与田監督 こういうシート打撃や(練習試合などの)ゲームの中で走ることのクセをつけていく。荒木コーチに一塁ベースコーチをやらせ、英智と荒木コーチを入れ替えるのもそう。シーズンもこのままいく。昨年のポジションがダメではなく、より2人の経験を生かすため。二塁から本塁へかえってくるには、外野手の位置や能力を見極めるため(元外野手の)英智の方がいいかもしれない。

-木下拓と郡司の捕手が本塁打で競演した

与田監督 郡司も打撃で1年目に期待されたが苦しんだ。打つことで郡司もアピールしたいでしょう。どんどん競争意識を持って欲しい。

-シート打撃に登板した投手は全員複数被安打。どう見たか

与田監督 ストライクゾーンでばたつかなかったのが良かった。打者と対戦して力みまくってストライクが入らないことがなかった。博志(鈴木)が少し制球を乱したくらい。

-福がブルペンに初めて入った

与田監督 まったく気にしなくて良かった。投げっぷりも良かった。時期がみんなより遅れているだけ。開幕して1年間必要な投手なので、変な違和感が感じられなくて良かった。

-盗塁を仕掛ける場面が多かったが

与田監督 徹底的にやれと話をしている。コーチからアウトになっていいとは言って欲しくない。去年は盗塁企画数、成功率も12球団ワースト。数が少なくて成功率が高ければ話は違うが。企画も成功率も最下位では、レベルが低いこと。どんどんやってレベルを上げないといけない。荒木コーチと企画数を150近くに上げていきたいと話している。果敢に攻めないと。本塁打が簡単に増えるわけでもない。シートでもヒット打った後の次の塁を狙うことも、強く言ってやらせていく。