育成2年目の中日松田亘哲投手(23)が、プロ入り初の実戦登板を果たした。日本ハムとの2軍練習試合で8回に4番手で登板。1回1安打無失点で終えた。

片岡、難波をともにカウント3-2から遊ゴロ。石井には初球を左翼線へ運ばれる二塁打を打たれた。代打田宮への投球時には「プロ初ボーク」も犯した。その田宮を二ゴロ。緊張の1イニングを終えた。

「真っすぐは浮いて、変化球はたたきつけてと、焦って自分の悪いところが出た。周りの選手に声をかけられ、0点で(ベンチに)帰ってこれました。課題はいっぱいあるけど、活躍できるように練習に取り組みたい」。昨年1月の入寮から、約1年かけてたどりついた実戦を振り返った。

名大初のプロ野球選手として19年育成1位で入団。昨季は左肩痛の影響で実戦どころかシート打撃などの登板もできなかった。仁村2軍監督は「頭のいい子だから自分で修正できる。スタートラインに立てたのは喜ばしい。どんどん投げさせたい」。クレバーな頭脳を持つ最速148キロ左腕が、プロの階段をひとつ上がった。【伊東大介】

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