右ヒラメ筋を損傷した楽天田中将大投手(32)が、最短で10日ソフトバンク戦(楽天生命パーク)で1軍復帰する可能性が浮上した。

3日、オリックス戦前に石井GM兼監督が取材対応。復帰を目指す田中将について「少し軽くだったり出力を少し上げたりとかだったり、傾斜というトレーニングはしているので、順調には来ています」と現状を説明。先発を予定していた3月27日日本ハム戦を回避し、故障発表時には試合復帰まで3週間の見込みとされていた。カレンダー通りにいくと4月17日日本ハム戦(東京ドーム)となるが「17というところまではかからないかもしれないです。今のローテーションでいくと週末というところに僕たちはターゲットは持っていますけど、こっちがここにいってくれという話はしていない。準備ができた時にじゃあここいこうという話はします」と早期復帰を示唆。「最短10日、その次が17、その次が20いくつかの土曜日という辺りでいけるかもしれないです。その辺りでは行かせたいというプランはあります」と考えを示した。

この日もグラウンドに姿を見せ、細かいステップを踏むアジリティメニュー、約40メートルほどのキャッチボールなどで調整。指揮官は「(ブルペン投球を)まだもう2、3回はできる。急いでいるわけではないです。田中が『大丈夫です』となったら10日なのかもしれないですし、もう1週待ちましょうとなったら17かもしれないし。そこはもう本人の感覚に任せています」と右腕の状態を慎重に見極め、田中将本人とのコミュニケーションを継続していくとした。