元オリックス、日本ハムなどで内野手として活躍し大引啓次氏(36)が、首都大学野球の日体大硬式野球部の臨時コーチに就任した。

大引氏は、今年4月から日体大大学院に進学。本人から「授業が終わった後に硬式野球部と関係をもちたい」という申し出があり、承諾。4月9日から、火金土日曜日の週4日、選手の指導にあたっている。

日体大はリーグ春夏優勝24回、明治神宮大会優勝2回の強豪校だが、現在、プロで活躍する現役選手は全員が投手だ。古城隆利監督(51)は「守備の向上、打撃にもいろいろアドバイスをしてもらいたいと思っています」と、期待を寄せた。

大引氏は01年センバツに遊撃手として出場し準々決勝進出。その後、法大に進学し2度のリーグ優勝を経験し、06年大学・社会人ドラフト3位でオリックスに入団。日本ハム、ヤクルトを経て19年に引退した。堅実な守備が持ち味で、プロ通算通算1004本安打。

20年2月7日に学生野球資格を回復している。