阪神ドラフト1位佐藤輝明内野手(22)がドラフト制後の新人では最速となる33試合目で10号本塁打を放った。1点リードの4回。第2打席で先発中川の内角高め145キロ直球を捉えた。打球は右翼席最上段の「業務スーパー」看板手前へ着弾。「打ったのはストレート。追い込まれていましたけど、しっかり自分のスイングができたと思います。追加点を取ることができて良かったです」。これまでの最速は03年村田(横浜)の36試合だった。また球団の新人左打者では初の2桁本塁打となった。

前日6日に出場選手登録を外れた主将大山に代わり「4番三塁」で先発。2日広島戦で8号逆転満塁弾を含む5打点の活躍に続き、4番を務めた試合では2試合連続本塁打となった。「テルでいくよ。今の中でのベストを考えた結果」と矢野監督が組んだオーダーで、期待に応えた。佐藤輝は「穴を埋めるじゃないですけど、大山さんがいない間もしっかり勝てるように頑張っていきます」と語っており、有言実行の1発。試合前時点で9本塁打、25打点のチーム2冠となっていた。

横浜初見参だった4月9日に右中間場外へ超特大弾を放っており、再びの特大弾で横浜のファンの度肝を抜いた。