ソフトバンク2年目のウラディミール・バレンティン外野手(36)が、18日西武戦(メットライフドーム)で今季初1軍昇格する。工藤監督が17日にオンライン取材に「状態が上がっているから上に来てもらう」と明かし、「2軍と1軍では気持ちの入り方も変わってくる。結果を出せるように頑張ってほしい」と期待を寄せた。

ヤクルトから移籍した昨季は60試合で打率1割6分8厘、9本塁打と物足りない成績に終わった。今季は新型コロナの影響で開幕後の3月末に来日。2軍では11試合出場で打率2割6分7厘、5本塁打をマーク。直近の14日中日戦では1四球を選んで適時打を2本放ち、工藤監督は「本塁打だけではなく安打も出ていると聞いている。常に強引になってということではない。体も心もしっかり準備できているのかな」と状態の良さを強調した。

NPB通算11シーズン目で2つの節目も目前にしている。外国人選手では15人目の通算1000安打まであと9本、同じく4人目の300本塁打にもあと3本を残すだけだ。工藤監督は「3打席、4打席立ってという選手」と話しており、まずは指名打者などで先発が濃厚。グラシアルが右手指の骨折で離脱中、デスパイネも2軍調整中という助っ人野手不在の苦境をバレ砲が救う。【山本大地】

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