阪神秋山拓巳投手(30)が今季最長の8回を投げ、3安打1失点の好投で今季4勝目を挙げた。

お立ち台には、秋山と先制点を挙げた近本光司外野手(26)が上がった。「フライピッチャー」を自認する秋山は、試合前に近本に「今日もいっぱい走ってね」と“お願い”していたことを明かした。

 

ヒーローインタビューは以下の通り

-まず近本選手、最後はしびれる展開。昨日の敗戦を受けての今日の勝利は

近本 いやー、最後は本当に、どんな形であっても最後勝ったので僕の中では良かったし、うれしかったですね。

-先制タイムリーの場面はどんなことを考えて

近本 秋山さんがしっかりバントを決めてもらったのと、ストレートやろと思って打ちに行って、結果的いいところにいい打球が打てたので、内容としても良かったですし、先制できて秋山さんの助けになれるようにと思って、出来て良かったです。

5月の打撃が素晴らしい。今の打撃をどんなふうに捉えている

近本 そうですね、ちょっと間が空いて交流戦が始まって、チームとしての流れもそうですし、自分の流れもそうですけど。ちょっと間が空いたら僕の中ではちょっといやなんで、ここからしっかり勝って行けるようにやっていきたいと思います。

-これで1勝1敗。明日の相手先発は佐々木朗

近本 本当に1勝1敗で来て、最後3つ目っていうのは本当に大事な試合にもなりますし、最初のカードをしっかり勝ち越して、交流戦いい流れで入っていけるように頑張っていきたいと思います。

-続いて秋山投手。間隔が空いたマウンドだったが、投球を振り返って

秋山 ちょっと立ち上がりばらついてたんで、どうなるかなと思ったんですけど、なんとかリズムに乗ることが出来て良かったです。

-8回1失点。何が一番良かったか

秋山 個人的に昨日の負け方がいやだなと勝手に思ってたんで、その流れにならないように、しっかり先発の役割を果たして、絶対勝つっていう気持ちでマウンド上がってたんで、最後スアレスに助けてもらいましたけど、勝つことを実行できて良かったです。

-打席でもきっちりバントを決めた

秋山 あんまりうまくないんで、うまくない中で毎日練習してるんで、しっかり決めて。ベンチで良く「事を起こせ」って声が聞こえてるんで、なんとか決めることが出来て良かったです。

-4戦連続無四球の秘訣(ひけつ)は

秋山 それが持ち味なんで。秘訣(ひけつ)…1球1球しっかりどうしたいかっていうのを考えながら投げてるんで。あと、フライピッチャーなんで、しっかり試合前に近本に「今日もいっぱい走ってね」っていうことは伝えてたんで、今日もいっぱい走ってくれてました、はい。

-これから当分は強力なパ・リーグ打線と当たるが、今後への抱負

秋山 本当にチームは優勝に向かって1戦1戦頑張ってるんで、しっかりそのピースになれるように、しっかりと頑張っていきたいと思います。