オリックス山本由伸投手(22)が7回5安打2失点と試合を組み立て、ハーラートップと自己最多に並ぶ今季8勝目をマークした。「受けてくれる捕手、打ってくれる打者、守ってくれる人に感謝ですね」。5連勝と波に乗る右腕は「登板する試合は全部勝てるように投げたいです」という。

プレーボールわずか3球で西武先発佐々木が危険球退場し「ブレないように、いつも以上に集中して丁寧に入りました」。ただ、初回に3番森を迎えた4球目を「反省です…」と悔やんだ。捕手の伏見のカーブのサインが「真っすぐに見えたんです」と、153キロで伏見の左肘を直撃。「申し訳なかったです…」。反省を糧に、その後はミスなく救援につないだ。

球界を代表する投手になった。防御率1・94はリーグ2位、115奪三振は首位を走り投手2冠。東京オリンピック(五輪)でも、大車輪の活躍が期待される。22歳右腕が侍ジャパン投手陣の中心になる。