ソフトバンクは先発東浜が4回無失点の好投。打線は真砂のソロ本塁打による1点のみで引き分けた。工藤公康監督（58）の試合後の一問一答は以下の通り。

－東浜が好投

工藤監督　すべてビシビシにコースに行ってたかはわからないですけど。本人に言ったのは、1回は良かったんですよ。ブルペンは悪かったみたいですけど。いつも見てるのは踏み込む足の強さ。そこを見ていたら良かったんですけど、2回以降弱くなったんで。4イニングというのは決まっていたので、力的にはもうちょっといけたんじゃないのと。まあでも三振もしっかり取れていたので、良かったと思います。

－高橋礼も好救援

工藤監督　球数を見ても、前だったら1イニング投げるのに20何球とかかかっていたんですけど、3人で9球と。打ってきたのもあると思うんですけど、やってきたのがここで出せているのかなと思います。後はどういう風にして組んでいくかというところを考えないといけないんですけど。今のところいいピッチングしているので、しっかり考えたいと思います。

－長いイニングもある

工藤監督　試合の展開だと思いますよ。岩崎君がいてモイネロがいて、7回に球威ということを考えれば、甲斐野が候補になってくるとは思うんですけど。投手コーチの今日の使い方を見ても、今日は7回でというのはそういう含みもあるのかなと思いますので。ぼく自身もそういう見方をしていました。後ろで投げる人は球威と三振を取れるというところになってくると思うので、そこに彼（高橋礼）が入ってくるのか、そこにつなぐまでと考えるのか。逆に先発みたいな形で、下でもうちょっと長いイニングを投げさせて、誰かに何かあったときに投げさせてもらうようにするのか。まだ結論は出ていないです。ただ、今の状況だとリリーフというところを考えています。

－板東はロングリリーフ

工藤監督　2回連続で2イニングを投げたら、長いイニング行くんだろうなと。最初は先発が投げた後の2回。今日は8、9というところになるので。僅差でいってるときの中盤、点差が開いてリリーフを休ませたいときの後半というイメージは投手コーチの中で持っていたみたいです。長い回を投げられる、ある程度計算できるピッチャーというのは後ろを休ませられる。そういうところも考えてくれていたみたいなので、後ろでいってもらいました。

－真砂が本塁打

工藤監督　右方向、飛びましたね。最後もヒット1本出たし。（試合に）出ている中では（年が）上の方になるので、自分が引っ張って行くんだくらいの意識を持ってやってほしいなと思います。結果も伴っているからいいんじゃないですか。ここは競争なので、真砂だから安心ということはないのでね。打てなければ打つ人を残すだろうし、見せないと。しっかりアピールするんだと、俺はまだまだだと思ってやってほしい。レギュラーを取るにしてもチャンスだと思うので。それくらいの高い意識を持ってやってもらわないと。みんなが帰ってきたときにまたベンチとなってしまうのでね。彼の頑張りが何より、首脳陣にとってはうれしい悲鳴になると思いますので、ぜひ頑張ってほしいと思います。

－周東が久々の1軍

工藤監督　ファームでは調子よかったんだけどね、今日は（安打が）出なかったですね。多少、緊張感もあったと思いますし、また明日ということでいいと思いますよ。明日は打ちますよ、期待しましょう。