東京五輪の日本代表で金メダルを獲得したヤクルト山田哲人内野手(29)、村上宗隆内野手(21)が10日、チームに合流した。ロッテとのエキシビションマッチの試合前練習に参加。フリー打撃では快音を響かせたが、この日はベンチ入りメンバーは外れた。

ともに全試合でスタメン出場。山田は準決勝の韓国戦で決勝の適時二塁打を放つなどチームトップの7打点を挙げ、MVPを獲得した。村上は決勝戦の米国戦で決勝ソロを放つなど、優勝に大きく貢献した。

練習前のミーティングでは金メダルを持参し、チームメートに優勝を報告した。山田は「いろんな人からもメッセージをいただきましたし、本当に金メダルをとって、良かったなと。今日もみんなに報告して、喜んでくれたので、本当に良かったなと思います」と笑顔で話した。

村上は「すごくいい刺激ももらいましたし、いろいろ感じる部分もあったので、自分の中でもプラスになったなと思いますし、周りの方々がすごく喜んでくれたので、それがすごくうれしかった」と喜びをかみしめた。

米国戦の優勝決定後の裏話も披露した。話題に挙がったマウンド付近で村上が山田をお姫さま抱っこし、大喜びしたシーンについて、山田は「何かしたいなと思ってたので。思い出に残りますし」と説明。村上は「『お姫さま抱っこしてよ』と言われたので、わかりましたと。まさか、あんなにばっちり撮ってくれていると思ってなかった。いい写真です」と笑った。

○…東京五輪の米国代表で銀メダルを獲得したマクガフが、日本代表の山田、村上とともにチームに合流した。五輪期間中、印象に残った場面に「米国のチームメートが、日本のレベルに驚きを見せていた」ことを挙げ「すごい価値のある経験ができた」と感激した。「優勝するという目標のために戦っている。それを目指して、しっかり準備したいです」と切り替えた。

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