ヤクルト石山泰稚投手(32)が、大きくなって帰ってきた!? リーグ戦中断期間に、体の作り直しを敢行。ウエートトレーニングや、ランニングを増やし、体重を2キロ増やした。「前半戦とは違うコンディションで臨めるのかなというのはある」と確かな手応えをつかんでいる。

今季前半戦は32試合に登板し、防御率4・85。不調が続き、配置転換を経験した。例年よりも、体重を減らしてシーズンに入った。「減ったままでいいんじゃないかというのもやってみようと思ったので、試せた部分は良かったかな」と振り返ったが、結果には満足しない。巻き返しへ、例年と同じぐらいの82キロへ戻して立て直しを図る。実戦での登板をこなし、「やっぱり真っすぐ。試合でファウルを取れているというのが一番大きいかなと思う。前半戦だったらファウルを取れずにそのまま打たれたりというのが多かったので、それでカウント稼げるというのはいい証拠」とうなずいた。

チームは14日DeNA戦(新潟)で後半戦がスタート。逆転優勝を目指し、球威を取り戻した石山がブルペンを支える。