阪神秋山拓巳投手(30)が7回4安打無失点の快投で、9勝目の権利を手にして降板した。

この日最速141キロの直球に、変化球全てを効果的に使った。中でもカーブは打者のタイミングを何度も外し、5回に打席に立った投手小笠原が、空振りして苦笑いする場面もあった。

7回は先頭のビシエドの打球が二塁手木浪のグラブをかすめて右翼に弾むも、二塁を狙ったビシエドを右翼手佐藤輝が好返球で刺し、グラブを突き上げて喜んだ。

19日DeNA戦(東京ドーム)から3戦連続で相手に先制を許していたが、見事にリードを守ったまま降板。先発投手が無失点でマウンドを降りたのは、秋山自身が先発した15日広島戦(京セラドーム大阪)以来。悪い流れを力投で断ち切った。