先発した日本ハム池田隆英投手(26)が、約2カ月半ぶりの勝利投手の権利を得る目前で緊急降板した。

2点リードの5回のマウンドで異変が起きた。先頭の西武柘植に中前打を浴びた直後に荒木投手コーチとトレーナーがマウンドへ駆け寄り、少し話をしてから一塁側ベンチへ引き揚げた。試合後に栗山監督は「大丈夫。つりそうになったみたいだから」と説明。指揮官は大事に至る前に交代を決断し、2番手で送り込んだ井口がしっかり後続を断った。

4回まで3安打1失点と好投していた池田は、6月12日DeNA戦(札幌ドーム)以来となる4勝目を目指していたが、次回登板以降へ持ち越し。降板後は球団を通じて「(2回に外崎に)ホームランを打たれた1球に悔いが残ります。ただ、ホームランを打たれた後は、しっかりと切り替えて投げることができたと思います。早い回で降板する形になってしまい申し訳ない気持ちです」と、コメントした。