巨人の新外国人・スコット・ハイネマン外野手(28=前レッズ傘下3Aルイビル)が5日、川崎市のジャイアンツ球場で行われた2軍練習に初合流した。

室内練習場でウオーミングアップ、ティー打撃、マシン打撃を行った後、屋外のグラウンドに移動し、キャッチボール、外野ノックをこなした。21日に来日し、2週間の隔離期間を終えたばかり。「状態はとてもいい。100%の状態を維持できています。隔離生活から解放されて、チームに合流してみんなから歓迎されて、一緒に練習できたことはとても楽しかった。最高な1日でした」と笑顔を見せた。

練習中には、積極的にコミュニケーションをとった。重信や北村らと会話を交わし、自らが使用するバットを触らせたりと、明るく振る舞う姿があった。「コミュニケ-ションを人と取るのが大好き。自分から話しかけるのはよくやっている。チームメートと刺激し合って、自らを高めることに魅力を感じている」と初めて来たという異国の地での適応にも意欲を見せた。

走攻守でバランスの取れた右打ちの外野手で、一塁も守れる。この日は外野で重信、山下とともにノックを受けた。返球では強肩も披露。3Aでは通算166試合で打率3割4厘、20本塁打、86打点の成績を残している。自らのスタイルについて、「ハイエナジー」と表現。「アグレッシブに常にチームのために献身的にプレーする。チームのためにすべきことは何でもする。そんなプレーヤーでありたい」とチームプレーを強調した。

シーズンも残すところ39試合。「自分がチームにできることをいかに献身的に貢献できるかだけを考えて行きたい。チームが自分に臨むことを全て受け入れて、実力を発揮できるようにしたい」と力を込めた。【小早川宗一郎】