悩めるエースに、巨人原辰徳監督(63)が直接指導を行った。試合前練習中、左翼の定位置付近から座った捕手を相手に投球練習をする菅野智之投手(31)の球を、右打席に入ってチェックした。途中で菅野に近づいて身ぶり手ぶりでアドバイスを送ると、再び右打席から投球を確認。最後は捕手の後ろから見届け、納得したように左手を挙げて引き揚げた。

菅野は今季、4度の出場選手登録抹消を経験。直近の1軍復帰戦となった8月26日広島戦は6回5失点で5敗目を喫したものの、続く1日のヤクルト戦では8回無失点で3勝目。完全復活を勢いづけるべく臨んだ7日のDeNA戦(横浜)では4回1/3を7安打5四死球の7失点で6敗目と、状態が安定せずに苦しいシーズンを送っている。