今秋ドラフト候補の大商大・福元悠真外野手(4年=智弁学園)がマルチ安打で気を吐いた。

1点先制された直後の4回、先頭で豪快に引っ張って左前に運んだ。この回は2点を奪い、逆転の起点になった。5回にも左前へ。「先頭ならランナーで出る。ランナーがいたら後ろにつなぐ。チームに生きる打撃を意識してやってきた」と話した。主将としてチームを束ねる立場で、開幕から4連勝。富山陽一監督(56)も「キャプテン思考が強くて、チームのことを見る子です」と信頼を寄せた。10月11日のドラフト会議も迫るが、福元は「チームの勝利のために、勝つためにやれば、おのずと結果が出る」と気合を込めた。