阪神が、守護神乱調で引き分けに終わった。3-1の9回、ロベルト・スアレス投手(30)がマウンドへ。だが先頭の京田陽太内野手(27)からの3連打で1点を失い、なおも1死一、三塁で代打の福留孝介外野手(44)に左翼のラバーフェンスの扉の隙間に挟まる適時二塁打を打たれて追いつかれた。1死満塁から最後は併殺でサヨナラ負けを免れたが、バンテリンドームでの今季最後の試合は勝利目前から痛恨の引き分けとなった。

初回、近本光司外野手(26)の8試合連続安打と二盗で2死二塁とし、ジェフリー・マルテ内野手(30)の適時打で1点を先制。6回に追いつかれたが、8回に大山の2点打で再び突き放していた。

7回2安打1失点と好投の伊藤将は、8勝なら球団の新人左腕では86年遠山以来となる勝ち星だった。