イースタン・リーグ王者のロッテが7年ぶり5度目の日本一をかけて、ウエスタン・リーグ王者の阪神と対戦したが、9回に逆転を許し、目前で日本一を逃した。

ロッテ打線は6回に阪神先発の村上頌樹投手(23)をとらえた。1死二、三塁から高部瑛斗外野手(23)がフルカウントから真ん中に入ってきたスライダーを中前にはじき返した。5回までは安打1本に抑えられていた村上から待望の先制の2点をたたき出した。

先発の森遼大朗投手(22)は7回4安打無失点と好投。8回は古谷拓郎投手(21)が3者凡退でゼロに抑えた。

2点リードの9回は小沼健太投手(23)がマウンドに上がった。無死二塁から栄枝に中前適時打を許し、1点差に迫られた。その後、1死一、三塁となり、遠藤の左前適時打で同点に追いつかれた。さらに2死一、二塁から小幡の一ゴロを一塁手福田光輝内野手(23)がトンネルし、勝ち越しを許してしまった。

開幕から3月24~26日の3日間を除いて、イースタン・リーグの首位を突っ走ってきた。優勝を決めたDeNA戦も19-0と大勝し、ファーム日本選手権に乗り込んできたが、あとアウト3つで日本一を逃した。