広島2年目の石原貴規捕手(23)が、驚異の粘りをみせた。1点リードの初回、2球で追い込まれてからファウルだけで計12球粘り、フルカウントからの17球目、高橋の内角低めチェンジアップを引っ張り、左翼スタンドへ放り込んだ。値千金の4号3ランに「小林が初登板なので良い援護点になってよかったです」と喜んだ。

公式戦の1打席で最も相手投手に投げさせたのは19球で、47年松井(太陽)12年明石(ソフトバンク)13年鶴岡(DeNA)が記録している。記録に迫る粘りで、プロ初登板初先発の小林に大きな援護点を届けた。