DeNAは4日、秋季トレーニングを横須賀スタジアムとDOCKで開始した。1、2軍の区別なく始まった合同の練習は大所帯。初日の練習を終え、三浦大輔監督(47)が取材に応じた。

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-秋季トレーニングが始まった。選手に何を伝えたのか

しっかりとこの期間を、個々の能力のレベルアップに集中する。そのためにコーチ、スタッフ、施設、ありとあらゆるものを利用して、徹底してやってくれと話した。

-新任の斎藤隆コーチ、鈴木尚典コーチが合流した。どんな話をしたか

世間話をしながら。初日なので「選手をたくさん見て下さい。まず見てもらうところからやってもらえればと思います」と。

-両コーチからは

現状とか感じたことの話をした。今日は初日だから全部とはいかない。「力を貸してください」と話した。

-2人と就任発表後、実際に会ってみて

斎藤隆さんとは同期入団で、入団してからの付き合い。鈴木尚典さんは年は1個違いますが、2人で寮にいる時からよく遊んでいた。1軍に上がってからも戦っていた仲。チームに力を貸していただけるので楽しみにしている。チームに溶け込んで、選手たちをレベルアップさせてほしい。秋季トレーニングはそれが目的ですから。

-2人とも98年の日本一で中心選手だったが、経験を伝えてほしいか

そこだけじゃないです。98年とよく言われますけど、それ以外にも尚典さんは独立リーグで監督をやられて、いろいろ経験を積まれた。隆さんはアメリカも経験されて他球団も経験されている。そういうものをどんどんチームに浸透させてもらえればと思います。

-牧は別メニュー調整か

全体メニューがない(だから別メニューという概念がない)。DOCKでやることもあるし、外でも中でもやる。予定通りです。別にグラウンドに出るだけが練習じゃない。ウエート場や室内もある。

-新しいコーチ2人と話すのは久しぶりか

そうでもない。

-コミュニケーションとりやすいか

そうですね。面識がなかったわけじゃないし、前から話している。

-宮崎がFA権を行使せずに残留したが

報告を受けた。来年も同じユニホームを着られるのは良かった。一緒に頑張ろう、という話をした。

-長期契約だが

契約は選手個人と球団とのもの。どうこうはない。

-キャンプのテーマに掲げた個々のレベルアップとは

言葉どおり。選手だけでなくコーチもスタッフも監督の自分自身も成長していかないと。今年の反省も多々ある。2022年シーズンのための準備が始まっている。この期間しかできないこと、ポストシーズンしかできないことはある。極端なことをいえば、4クールで周りをどれだけ利用できるか。自分の技術、フィジカルを上げることだけに集中してほしい。

-参加選手はベテランもか

全員です。個々にやることは違うが。

-2軍も一緒にやるのか

今、1、2軍はないです。選手全員でやります。コーチの連携も、誰が1軍2軍はない。