“シン・ゴジラ”は結果にこだわる。楽天ドラフト5位の金沢学院大・松井友飛(ともたか)投手(22)が9日、金沢市内のホテルで入団交渉に臨み、契約金3500万円、年俸700万円で基本合意した。

190センチの長身から最速154キロの直球が武器。先月26日に指名あいさつを受けたが、今後のスケジュールなどの話を具体的に聞き、よりプロ野球選手となった実感が湧いてきた。「もっとレベルアップをしないといけない。結果の世界。結果が必要。しっかり練習して、まずはしっかり1年目を頑張れるようにしていきたい」と、「結果」という言葉を繰り返した。

石川県出身で松井の姓。それは、あのゴジラこと松井秀喜氏とも重なる。周囲からは「よく親戚でつながっているんじゃない」とも言われることもあるが、血縁関係はない。「松井秀喜さんはとても偉大な方、自分なんか比べものにならない」とした上で「石川の松井は自分と言われるように頑張りたい」とも誓った。ゴジラと言えば、ドラフト2位指名された愛知大・安田悠馬捕手も松井秀喜氏に似た風貌で、“杜(もり)の都のゴジラ”として期待がかかっている。「ルーキーで同期になる。2人でバッテリーを組んで、1軍で投げられる日がきたらいいなと思う」と“ゴジラバッテリー”の結成に思いをはせた。(金額は推定)