15年ドラフト1位左腕の日本ハム上原健太投手(27)が投打「二刀流」に挑戦することが14日、決まった。

沖縄・国頭で参加中の秋季キャンプの最終クール2日目のこの日、午前にブルペン入りした上原は、午後からバットを持って室内練習場で打撃練習を行った。「来シーズンから二刀流のほうを挑戦させていただくことになり、今日はまず“ならし”みたいな感じで練習させていただきました」と話した。

今オフに就任した稲葉篤紀GM(49)からの打診を受け、悩みながらも大きな挑戦を決めた。「全然想像つかないんですけど、1つだけ言えるのは大谷翔平と比べてほしくないです。彼は、ちょっと別です」。球団で二刀流プレーヤーとなるのは上原の1学年下となるエンゼルス大谷翔平投手(27)以来となる。

◆上原健太(うえはら・けんた)1994年(平6)3月29日生まれ。沖縄・うるま市出身。広陵(広島)では2年夏に甲子園出場も出番はなかった。明大ではリーグ通算12勝8敗。15年ドラフト1位で日本ハムに入団。2年目にプロ初勝利を挙げた。通算成績は投手として51試合登板、7勝11敗、防御率4・77。打者としては通算5打席で5打数1安打(1本塁打)1打点。191センチ、90キロ。左投げ左打ち。