阪神のドラフト1位、高知・森木大智投手（18）が23日、高知市内のホテルで仮契約を結んだ。

契約金1億円、年俸1200万円（金額は推定）。将来のエース候補となる最速154キロ右腕は色紙に「日本を代表する投手」と目標を記した。

森木の主な一問一答は以下の通り。

 

－仮契約を終えた気持ちを

「プロ野球選手としての第1歩のスタートに立てた。これからしっかりやっていかなくちゃいけないと思います」

－契約金、年俸の率直な感想は

「すごく期待をされている評価だったと思うので、球団の期待に応えられるように自分なりに頑張って、貢献していきたいです」

－使い道は

「まだ、はっきりは決まってないですけど、あまり使わないタイプなので、ためておこうかなと思っています」

－両親へのプレゼントは

「そういうことも少し考えているので、使い道は自分自身も楽しみにしたいと思います」

－色紙には何と

「以前から言っているんですけど、日本を代表する選手になることを目標にしていて、勝利数とかそういう具体的な数字じゃなくて、野球選手として投手として勝てるという選手になりたいです」

－日本シリーズで若手の奥川、宮城を見ての感想は

「若手の方々が活躍されているのが今のプロ野球の現状だと思うので、自分も1年目から難しいとは思いますが地道に努力して、勝利に貢献できるように2年目、3年目くらいを目標に地道にやっていきたいです」

－最近練習で力を入れていることは

「最近は冬場なんで走り込みを少しずつ入れていて。インターバル系をいれて心拍数を上げながら、スプリント力を上げるっていうことをしていて。走るっていうのは野球選手として、スポーツをする上で大事だと思うので、そこを取り組んでいます」

－体の変化は。

「少しずつ体力もつきましたし、走れるようにはなってきたので、長い間、野球選手として活躍したいと思っているので、走って長く野球ができる体力をつけるっていうことをやっていきたいと思います」

－この1年を振り返って

「思い通りにはいかなかった1年間ですし、自分自身では成長できた部分が多かったんで、そこではいい1年間だった。まだまだこれから自分自身は成長できると思っているので、期待されるようにやりたい」

－個人の目標は

「日本を代表する投手というのが一番の目標で、誰に聞かれても『日本を代表するのは森木大智だ』と言われるくらい、周りから認められるようにやっていきたい。チームの勝利に貢献できる信頼される投手になりたいです」

－ここを上げたいという能力は

「自分の武器はストレートなんでその部分を上げていくことによって、ピッチングは変わっていくと思うし、自分の中の感じを研ぎ澄ましていって、理想に近いように、近づけるように練習していきたい」

 

◆森木大智（もりき・だいち）2003年（平15）4月17日生まれ、高知県土佐市出身。蓮池小1年時にソフトボールを始め、3年時に「高岡第二イーグルス」で軟式野球を始める。高知中では3年時に春夏の全国大会を制覇。軟式で150キロを計測。高知では1年春からベンチ入りし、同年夏からエース番号1。甲子園出場はなし。最速154キロ。憧れの投手は元阪神の藤川球児氏。184センチ、90キロ。右投げ右打ち。