西武のドラフト5位黒田将矢投手(17=八戸工大一)はムードメーカーとなっていきそうな片りんを見せた。

6日、埼玉・所沢の若獅子寮に入寮した。寝具メーカー「西川」の枕を持参したが、「あ、これですか? 本当はここに大間のマグロを持ってきたかったんですけど、競り落とされちゃったので」とぼけた。寒さ厳しい囲み取材の場だったが、ムードを一気に明るくし、空気を温めた。青森・むつ市の出身。大間町は隣町になる。

降り注ぐ外の大雪を見て、「第2の八戸だなという感じ」とも。八戸工大一の練習を回想し、深い雪の上を「アップで6キロぐらい長靴で走った」。「マイナス10度とかで海沿い走ってた。みんな倒れるぐらい寒い」。仰天の雪国エピソードを次々披露した。なお「お笑いとかはあんまり詳しくないので、ちょっと勉強していきたいと思います」と言う。

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188センチ、78キロの右腕。まずは体作りに重点を置き、「将来、ライオンズを代表できるようなピッチャーになれたら」と意気込む。1軍で勝利を呼ぶヒーローとなった時、そのお立ち台でのトークも注目かもしれない。【上田悠太】