今季は1軍登板を果たす! 春季キャンプで、1軍スタートが決まっている北海道白老町出身の高卒2年目左腕、日本ハム根本悠楓(はるか)投手(18)が24日、沖縄・名護での先乗り自主トレを公開。オンラインで取材に臨み、初の1軍登板へ意欲を示した。

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根本は今年の春季キャンプ、高卒2年目にして初の1軍スタートが決定。「うれしかったのと、やっぱり1軍だと自然と力が入ってしまいそうなので、しっかり自分のペースでやりたいなと思いました」と笑みを浮かべながら振り返った。キャンプインも間近に迫り「去年1年やってきたので、大きな不安はないです」と2月1日を待ち望んでいる。

このオフはチェンジアップの改良に取り組んでいる。「1年やって、カーブやスライダーだけだと抑えられないと感じた」と投球の幅を広げることが狙いだ。「遅いチェンジアップを投げたいけど、まだそこまで遅くなっていない」と試行錯誤を重ねている。参考にしているのは昨季、高卒2年目で大躍進し、新人王にも輝いたオリックスの左腕、宮城。「動画を見ました。少しですけど参考にさせてもらっています」とうなずいた。理想のチェンジアップに向けてコツもつかんだ。「今までは落とそう、落とそうというイメージで投げていて、どうしても(球を)離すのが早くなっていた」と課題を発見。「なるべく前の方で放すイメージを持って投げています」とリリースポイントを修正した。

昨季は2軍で12試合に登板。先発、中継ぎと経験し、防御率1・82と上々の成績を記録した。高校時代には1試合15奪三振を記録するなど、潜在能力は一級品。宮城のように、高卒2年目での大暴れも期待がかかるが「まずは1軍で1回登板したい。先発が希望ですが、自分の今の実力的には、3勝くらいできれば」と目標は控えめ。それでも「自分は球速以上に球が速く感じると、よく言われるので、そういう部分をキャンプでアピールしていきたい」と力を込めた。【小林憲治】