ロッテ佐藤都志也捕手(24)が27日、キャンプ地の沖縄・石垣島で行っている先乗り自主トレの後、リモート取材に対応した。

年明け早々から、益田直也投手(32)唐川侑己投手(32)らと石垣島で自主トレを行ってきた。

昨夏の終わりには、益田に参加を志願。昨季は田村ら捕手陣の故障が相次ぎ、交流戦あたりからスタメンマスクの機会が増加したが、ミスも目立った。「ちょっと自分の無力さというところを感じて。投手とのコミュニケーションというところも、いろいろコーチからも言われていたので」と決意した。

初のシーズンオフとなった1年前はZOZOマリンで1人で自主トレに励んだ。自身の課題だけに集中できるメリットもあったが、今年は合同トレを選んだ。

「1人だとどうしても、そんなに自分強い人間じゃないので、これくらいでいいかなとか思う時がやっぱりあるんで。つらい練習かもしれないですけど、みんなでやることで、自分のレベルアップにもなります。励まし合って、チームの仲間でもあるので」

益田らとの合同トレには田村龍弘捕手(27)も参加している。ライバルともなる先輩捕手がいる環境ながら「盗めるところは盗みたい」と意欲。「アドバイスも丁寧にしてくれるので。田村さんに認められるような捕手になれれば」。

ロッテは昨シーズンを含めて僅差の試合が多い。延長12回制の方向で進んでいる今季は、力量豊かな複数の捕手が求められる状況でもある。目標は「何とか100試合(出場)。マスクも(試合の)頭から50試合以上は」と定める。1月、チームメートとの石垣島トレが佐藤都志也をどう変えたか。キャンプインは近い。【金子真仁】