前人未到の3年連続最優秀中継ぎと侍ジャパンに照準を定める。ヤクルト清水昇投手(25)が、沖縄・浦添キャンプの5日、2年連続で臨時コーチを務める元監督の古田氏を相手に志願のブルペン投球を行った。

偉大な先輩のミットに28球、直球のみを投げ込み「緊張もしましたし、今まで経験したことないピッチング練習だった」。今季の目標について「3年連続最優秀中継ぎを取った人がいないので、できるのであれば取りたい」と宣言した。

“古田塾”では心強い助言も得た。「『自分が今までやってきた経験値があるんだから、それを信じてやりなさい』と。『どんなアドバイスも合う合わないがあるから』と言われました」と明かした。同氏への投球後には“おかわり”で32球。合計60球を投げたタフネス右腕は「今回、全然ダメだったので、次もオールストレートで受けてもらって評価してもらいたい」と話した。

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この日は侍ジャパンの栗山監督も浦添を訪れた。東京五輪で活躍した広島栗林は同学年。清水は「自分もいずれは侍ジャパンに選ばれたいなと思っていますし、栗山監督の下で1度は行ってみたい」と2つの目標を掲げ、さらなる高みを目指していく。【鈴木正章】