ヤクルトの古田敦也臨時コーチ(56)が13日、沖縄・浦添キャンプでの指導を終えた。2クールをともに過ごし「選手は、気持ちのこもった練習をしていた。貪欲に、もっと高みを目指そうというような感じ」と笑顔で振り返った。

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全体練習前に、選手へ思いを伝えた。「自分の可能性を信じて高みを目指してほしい。いちヤクルトファンとして楽しみに見てます」。練習は、実戦形式で奥川らが初登板した1カ所打撃をケージ後ろから視察。ブルペンでは清水の球を受けた。今年から自身がつけていた背番号27を背負う中村にも「高みを目指せ。圧倒するくらいになれ」と熱く語った。

連覇を目指すチームで、今年最も期待する選手には大卒3年目右腕の大西広樹投手を挙げた。「馬力とか負けん気の強さとか、非常に感じる投手」と期待を込めた。「まじっすか!」と喜んだ大西は「おとこ気や根性は誰にも負けたくない。マウンドに立ったら、直球で打ち取れる自分の100%を出したい」とさらに気合が入った様子だった。9日間で伝えた考え方や技術が、今季もチームの推進力となる。【保坂恭子】