ロッテは22日、育成選手の小沼健太投手(23)佐藤奨真投手(23)の2投手と支配下選手契約を結んだと発表した。小沼の背番号は「50」に、佐藤奨は「64」にそれぞれ変更となる。

小沼は20年育成ドラフト2位で、国内独立リーグ「BCリーグ」の茨城アストロプラネッツから入団。プロ1年目の昨季は2軍でストッパーとして起用され、イースタン・リーグ最多となる18セーブを挙げた。

地元千葉出身で、少年時代はZOZOマリンで観戦したことも多い最速152キロ右腕は「たくさんの方が関わってくれたおかげでここまで来られたので、皆さんに感謝したいです。8回や9回を任せてもらえるような投手になりたいです」と意気込みを新たにした。

佐藤奨は20年育成ドラフト4位で専大から入団。プロ1年目の昨季は、イースタン・リーグで2完封を含む7勝をマーク。直球は130キロ台が主体ながら、緩急と奥行きをうまく使ってアウトを重ねていくスタイルが持ち味だ。

先発、リリーフと適性を見定められてきた左腕は「安心したというのと、ホッとしたというのと、あとは素直にうれしいです。1イニングずつしっかりとゼロに、こつこつと抑えていければと思っています」と喜びを口にした。

井口資仁監督(47)は「キャンプからここまで、1軍でも登板しながら良いものを本当に見せてくれました。小沼も佐藤も、今年は1軍で必要になってくる選手だと思います」と期待を込めた。2人の支配下登録によって、ロッテの支配下選手は67人となった。【金子真仁】