3年目の阪神小川一平投手がプロ初先発で力投した。初回は2死から山田を見逃し三振と3者凡退でスタートを切り、ヤクルト打線を5回までわずか1安打、3回以外は3人ずつで片付けていった。

【ニッカン式スコア】26日の阪神-ヤクルト戦詳細スコア

援護がないまま、6回に先頭の高橋に内野安打を許すと、徐々に制球が乱れた。2死満塁を招き、サンタナに2点先制打を中前に運ばれ無念の降板。2番手の渡辺も連打を浴びて火消しに失敗し、小川は6回途中4失点でプロ初黒星がついた。「5回までは自分のピッチングができていたと思います。相手投手との我慢比べの中、6回に打たれたくないという気持ちが強くなりすぎて四球絡みで失点につながってしまった」と悔しさをにじませた。

それでも矢野監督は「気持ちも高ぶって、それをコントロールするって簡単なことじゃないと思うけど。自分の今できることはしっかりやれていたように見えた」とねぎらった。

◆阪神福原投手コーチ(小川について)「本当に良いピッチングをしてくれた。自分の力を出してくれたというのは、すごく成長した。次回はもっといい投球をしてもらいたい」