<オリックス2-0日本ハム>◇1日◇京セラドーム大阪

 

代名詞は“タテスラ”。オリックス山岡泰輔投手(26)は、縦に大きく割れるスライダーを武器に、打者を翻弄(ほんろう)するスタイルだ。

その他にもカットボール、カーブ、チェンジアップ、シュート、そして直球と、多彩に操る。豊富な球種を用意するのは「(配球を)絞らせないようにするのが目的」だ。

球種の数を問うと「わかんないです。もっと、あると思うんですよね」とニヤリ。変化球1つ1つに「ベースがある」と言い「そこに(工夫を)付け足すか、減らすか」と無限の変化がある。

「ゲームでも(変化球の)表示に困ると思います」と笑う。結局、何球種の設定なのかと問うと「あ、でも、プロスピ(プロ野球スピリッツ)は、ついてきてるみたいですね」とヒントをくれた。

携帯ゲームを調べてみると、直球、カット、スラーブ、縦スラ、サークルチェンジ、シンキングファスト、ナックルカーブ、縦カット、超高速シンカー…。

「(この先も)完成しないですよ。(変化が)意図的ではないので」。ますます進化する幻惑投球も大きな武器だ。【オリックス担当=真柴健】