ロッテ二木康太投手(26)が今季初先発で、見事に1勝目を挙げた。

初回、いきなり変化球を連打されるも、その後は14球連続直球で西武のクリーンアップから3つのアウトを奪った。「全部サインがまっすぐだったので、自分もまっすぐ悪くはないかなと思っているので、サイン通りに頑張りました」。そこから安定感を増し、7回無失点の投球を見せた。

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昨季は開幕投手を任されるも、5勝止まりで期待を裏切った。直球が走らず、変化球が浮き、シーズン被本塁打24本と打ち込まれた。「しっかりといい直球を投げて、変化球を低めに投げてやっておけば、自然と少なくなってくるのかなと思います」。その通りの投球で、西武打線に快音を許さなかった。

当初は開幕5戦目、30日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)での先発が予定されていたものの、雨の影響でこの日にずれ込んだ。「緊張もあるし、楽しみでもあります。でも、楽しみの方が少し大きいです」。そう話して臨んだマウンドで、背番号18の存在感を見せた。井口監督も「まっすぐのキレと、低めに抑えられたのが非常に大きかったと思います」と評価。次週も先発マウンドに上がる予定だ。【金子真仁】