3年目の日本ハム宮田輝星(ほくと)外野手(24)が、ドキドキのプロ初安打をマークした。2回の第1打席。遊撃へのボテボテのゴロに50メートル5秒9の快足で全力疾走。名手のソフトバンク今宮健太内野手(30)の送球との勝負となったが、間一髪で判定はセーフ。うれしいプロ初安打…と思った直後に敵将の藤本博史監督(58)がリクエストした。

大型ビジョンには何度もリプレー映像が流された。新庄剛志監督(50)は、その間に判定通りなら記念となるボールを要求して手にし、映像を見ながらセーフを願った。

リプレー検証を終えた責任審判の森塁審は、両手を大きく広げた。判定通りのセーフで、宮田のプロ初安打が確定。BIGBOSSを始め、三塁側ベンチのチームメートは大盛り上がり。鹿児島出身で福岡大を卒業後に育成でプロ入りした宮田も、準地元でのプロ初安打に一塁塁上で手をたたいて喜んだ。

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