コロナ禍の巨人は30日、29日と30日に続いて31日DeNA戦（横浜）の延期も発表した。チーム編成が厳しい状況をDeNAに報告し、12球団による持ち回りの臨時実行委員会で了承を得た。巨人はリーグ前半戦の最終カード予定だった22日からの中日3連戦（バンテリンドーム）に続き、6試合連続の延期となった。

29日までに支配下38人が新型コロナウイルスの陽性と判定され、1軍公式戦に出場可能な野手は捕手2、内野手3、外野手5の計10人。27日からは療養期間を終えた支配下の30選手らが個別練習を再開し、この日は内野手11人の状態を確認。27日に復帰した3選手のベンチ入りを検討したが「筋力が公式戦に出場できる水準に戻るにはまだ数日かかり、31日の試合に出場させた場合、大きな故障につながりかねない」との結論に至った。

同日夜、新たに立岡宗一郎外野手（32）育成の田中豊樹投手（28）と沼田翔平投手（22）、ファームスタッフ1人が陽性判定を受けたと発表した。チーム内に濃厚接触者はいない。19日からの感染者は選手、首脳陣、スタッフら計81人となった。次戦は8月2日からの阪神3連戦（東京ドーム）。球団は「可能な限り速やかに公式戦の再開ができるよう努めてまいります」とのコメントを発表した。