阪神の2年目コンビが球団73年ぶりの快挙を成し遂げた。

佐藤輝明内野手(23)が今季100安打目を本塁打で飾った。先頭で迎えた6回の3打席目にヤクルト大西の外角球を左翼席に運んだ。今季16号。これで2年連続で大台に到達した。

すでに100安打を超えている中野拓夢内野手(26)と同一球団の選手2人が新人年から2年連続100安打以上となった。阪神では73年ぶり2度目。球界では4組目。2リーグ分立後のセ・リーグで初となる。過去の記録は以下の通り。

阪神(48年、49年)後藤次男、別当薫

南海(48年、49年)木塚忠助、笠原和夫

阪急(55年、56年)岡本健一郎、渡辺清

 

▼佐藤輝が16号ソロ本塁打を含む2安打で今季101安打とし、3桁の大台に乗せた。阪神では中野も114安打。この2人は新人だった昨季も、100安打以上していた。阪神の2選手が新人年から2年連続3桁安打は、1リーグ時代の48~49年後藤次男、別当薫以来73年ぶり2組目。球界全体では、55~56年の阪急(現オリックス)渡辺清、岡本健一郎以来66年ぶり4組目。セ・リーグでは初となった。

▼なお、佐藤輝と中野の2人が来季も阪神に在籍し、100安打以上を記録すれば、プロ野球史上初の「新人年から3年連続3桁安打の同一球団コンビ」となる。過去の3組のうち、3年目も100安打以上したのは、後藤と別当ペアのみ。もっとも別当は3年目の50年には毎日(現ロッテ)に移籍したため、同一球団ではなくなっていた。

▼佐藤輝は101安打でセ・リーグ5位に浮上。(1)近本116(2)中野114安打と合わせ、5傑に3人がランクインした。

 

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