巨人は2日、この日から20日までOBの高橋尚成氏(47)を臨時投手コーチとして登録すると発表した。

高橋臨時投手コーチは取材に応じ「短い期間だが(選手たちに)楽しく分かりやすく、かみ砕きながら伝えたい」と意気込んだ。

打診を受けたのは先月15日。野球解説の仕事で東京ドームを訪れた際、あいさつで訪れたベンチで原監督に打診を受けたという。米国に生活拠点があるため「家内と相談するために1度家に持ち帰った。2日後に結論を伝えた」と語った。主に2、3軍の投手を指導していく。

久々に巨人のユニホームに袖を通した印象を聞かれ「やっぱり僕自身下町の人間で親の代から巨人ファンだった。なおかつ巨人の一員として入団させてもらって大好きな球団。人一倍、巨人愛がある。恩返ししたかったので、良かった。このユニホームは伝統があり、やはりしびれる」と感慨深げに話した。

この日、ジャイアンツ球場で投手陣を指導。特に同じ左腕の高橋優貴投手(25)と約25分間、話をした。「名字も左投手というところも一緒で、とても気になっていた存在。昨年11勝して、このまま行くかと思ったが、今年苦しんでいるのでメンタルの持ち方、こういうマインドでやったらどうかという話をした」と語った。

今シーズンの投手陣について「野球は投手が中心でゲームをつくっていかないとなかなか勝てない。この短い期間でどこまでできるか分からないが、頑張りたい」と意気込んだ。